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レポート作成者:管 洋介
2002年開幕ロードレースのウィンターロードレースに出場しました。

開催場所:修善寺サイクルスポーツセンター
開催日   :17/02/2002
主催    :東京都自転車競技連盟
天気   :7度前後 晴れ

チームメンバー:江本秦輔 青木 誠 グレゴリーアンドリュウ(アンディ) 管 洋介 山根 理史
使用タイヤ:IRC RED STORM
使用機材 :インターマックス
補給食  :カーボショッツバナナ味(TCFご提供)



 2002年度初戦にあたるウィンターロードレースが一周5キロ、高低差200メートルの修善寺10周で行われた。
大会には、国内主要実業団であるミヤタスバルレーシング、プロを要する愛三工業レーシングなどが参戦。
「セレーノA&Tレーシング」は国際試合の場を多く踏む彼らに対してどこまで対抗していけるかが目標である。
 管は6月の全日本選手権に使用予定である平地用の重い車輪を実験的にあえて付けて参戦した。
試合はミヤタ、愛三工業が前半戦を他の若手選手をふるい落す形で展開した。ここで我々は耐えなければ、
ならない展開。自分は振い落しの飛び出す選手をあえて追うことで、後ろのチームメイトに集団引かせないように
展開した。
 中盤ミヤタ、愛三の10人ほどがエスケープ。セレーノからは江本秦輔がこの逃げに乗ることに成功。
アンディがこの逃げに乗りたがるが、まだ距離が開いていない段階で追えば後方集団をそのまま引き連れて
しまうため、山根理史が“行くな”とアドバイスする。ある程度距離が開いたところでアンディが単独で後方集団
から飛び出すことに成功。一周かけて先頭集団に追いつく。管も時期を見計らって後方集団から飛び出し、先頭
集団に追いつく事に成功。これで先頭集団はミヤタ4人、愛三工業3人、セレーノは管、アンディ、江本の3人と互
角に争える状態になった。しかし、アンディが追いついた勢いで先頭を引っ張ったためラスト2周で力を使い果たし
てしまった。愛三工業も残り2周で2人となり、ミヤタ有利の展開となった。ミヤタは常に一人ずつ飛び出す展開。
我々はそれを追わなければいけない立場。
 ラスト1周で一人逃げるミヤタとの差は15秒ほど、自分は単独アタックを駆け、残りのミヤタに後ろを引かせて

後に江本さんが力を発揮できるように展開する。後ろから追いつかれても渾身の力で先頭のペースをあげる。
登りきってゴールのため、ゴール300メートルでわざとペースを止める。こうすることで自分の後ろにべた付きの

手は下ってきた勢いが登りで生かせなくなるため、一番後ろにいる江本が一番有利になる。ゴール200メートルで
“行っけ〜”と叫び、期待どうり江本がまくり駆け抜ける。先頭を逃げていたミヤタの選手に追いつく寸前まで達し

たが、
0.3秒差半車輪の差で2位。管は力を使い果たしたが7位。2人入賞となった。遅れたアンディも頑張って11位

全員完走という結果になった。
 今回は優勝できなかったが、江本秦輔が主要な逃げに乗れた事、アンディと管が単独で追いつけたこと。最後まで
冷静に戦略を実行できた事。これは次につながる価値があると感じた。次回はこれを生かせるよう頑張りたい。